宗教
そのおじいちゃんはいつもここに座って街を見下ろしていた。
ただじっと座りつづけていた。
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右の建物を実測して図面を書いていました。
実測するたびに、このおじいちゃんに遭遇する。
太陽が照って暑い日も、風の強い日もここに座っていた。
ある時はその場で岩にもたれ掛かり眠っていた。

左下には白いモスク。ちょうど新しく塗り替えていたところでした。
ラダックは「インドの中のチベット世界」と呼ばれているので、おそらく大半のラダッキ達はチベット仏教だろう。
街にはインド人の店もたくさんある。
宗教が混在するこの街をどんな想いでいつも眺めていたのだろう。
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この崩れた岩肌を何度往復したことか。
メジャーとノートと鉛筆を持って、ただひたすら暗い建物の中を測り続けた。
おじいちゃんには何度も会ったけど、結局一度も話すことはできなかった。
話さなくても、毎日ここで瞑想しているおじいちゃんの姿を見かけるだけでなぜか満足だった。

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by 1492-eri | 2006-10-07 14:11 | ラダック
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